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プーランク(POULENC, Francis)

生年月日:

1899/01/07

没年月日:

1963/01/30

享年(満年齢):

64歳

出身地:

フランス

性別:

星座:

やぎ座

音楽様式:

近・現代(19世紀終わり頃~20世紀)

「近・現代」様式では、作曲家たちはさらに自由で実験的な作品を発表するようになりました。20世紀を迎え、社会情勢の変化や科学技術の発達に伴い、これまでになかった響きや斬新な表現を求められたのです。これまでの「ロマン主義」の直接的で力強い表出性を持つ表現に対し、ドビュッシーらによる「印象主義」の作曲家は、ほのめかすような控えめな表現を特徴とし、光や風などのイメージの世界を表現しようとしました。一方でドイツ、オーストリアでは特殊な楽器奏法を用いた作品を書き、人間の内的な体験を表出しようとする「表現主義」と呼ばれる動きが起こりました。またこれらの傾向への反発や、急激な調性の崩壊に対する危機意識から「バッハに帰れ」を合言葉に、意識的にバロック時代の組曲などの形式を使用して古典的な形をとる「新古典主義」の音楽が作られるなど、20世紀の芸術音楽はそれまでにない多様性を生み出すことになりました。
(参考書籍:大人の音楽史入門、よくわかる!西洋音楽史)

プーランク POULENC, Francis 年表

プーランク(POULENC, Francis)の人物像

プーランクはフランスの"6人組"("6人組"とは1918年頃から集まったフランス人のグループで、ロマン主義や印象主義に反発し、サティの冷静で鋭い風刺や素朴さと、詩人/劇作家ジャン・コクトーの精神性に傾倒する6人の作曲家-ミヨー、オネゲル、オーリック、プーランク、デュレ、タイユフェール)の1人である。

プーランクは幼少からピアノを弾き、8歳でセザール・フランクの姪にあたる名教師ブーテ・ド・モンヴェルについてピアノを学んだ。

1915年からはスペインのピアニスト、リカルド・ビニェスにつき、プーランクはビニェスからスペイン的な影響を受け、ピアノの演奏にスタカートとペダルがきわめて効果的であることを発見した。

17年にほとんど独学で作曲した最初の作品、歌曲「黒人の狂詩曲」を発表し、この曲が、当時、ドビュッシーやサティらの歌曲を紹介していた歌手ジャーヌ・バトリ(Jane Bathori)によって初演され、人々の注目を集めた。

同じ頃、プーランクはビニェスを通じてサティ、オーリック、オネゲル、タイユフェール、デュレらと知り合い、彼らは19年にミヨーがブラジルから戻ってくるのを待って"6人組"を結成した。

プーランクは21年に兵役を解かれてから加わった)その後、プーランクはミヨーのすすめで21~24年にシャルル・ケックランについて正規に作曲を学んだ。

彼の傑作はオペラ「ティレジアスの乳房」(44年)である。

珍しい作品は1幕のモノローグ「人間の声」(58年)で、電話にむかう1人の女が登場人物である。

ピアノ曲、ピアノ・デュオ曲は明るく知的でウイットに富んだものが多い。

また彼は多くの声楽曲を残している。

(出典:ピアノレパートリーガイド

プーランク(POULENC, Francis)の代表曲の楽譜を検索

  • 3つの無窮動
  •  1.おだやかな気分にみちて
  •  2.充分におだやかに
  •  3.活発に
  • ワルツ
  • 6つのアンプロンプチュ
  • 組曲 ハ長調
  • 散歩
  •  1.徒歩で
  •  2.自動車で
  •  3.馬で
  •  4.船で
  •  5.飛行機で
  •  6.バスで
  •  7.馬車で
  •  8.列車で
  •  9.自転車で
  •  10.乗合馬車で
  • ナポリ
  •  1.舟歌
  •  2.ノクターン
  •  3.イタリア・カプリッチョ
  • パストゥレル
  • 3つの小品
  •  1.パストラール
  •  2.讃歌
  •  3.トッカータ
  • アルベール・ルーセルをたたえて
  • 「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ
  • インテルメッツォ ニ短調
  • バッハの名によるワルツ=インプロヴィゼーション
  • アルバムの綴り
  •  1.アリエッタ
  •  2.夢
  •  3.ジーグ
  • 村人たち
  •  1.チロル人たちのワルツ
  •  2.スタッカート
  •  3.田舎風の
  •  4.ポルカ
  •  5.小ロンド
  •  6.コーダ
  • 2つのインテルメッツォ
  •  1.ハ長調
  •  2.変ニ長調
  • バディナージュ
  • プレスト
  • ユーモレスク
  • フランス組曲
  •  1.ブルゴーニュ地方の輪舞曲
  •  2.パヴァーヌ
  •  3.小軍隊マーチ
  •  4.哀歌
  •  5.シャンパーニュ地方の輪舞曲
  •  6.シシリエンヌ
  •  7.カリオン
  • ナゼールの夜会
  •  1.プレアンビュール
  •  2.8つのヴァリエーション
  •  3.カデンツァ
  •  4.終曲
  • オーヴェルニュ・パヴィリオンのためのブレー(「万国博覧会にて」より)
  • 8つのノクターン
  •  1.ハ長調
  •  2.イ長調
  •  3.ヘ長調
  •  4.ハ短調
  •  5.ニ短調
  •  6.ト長調
  •  7.ホ長調
  •  8.ト長調
  • メランコリー
  • インテルメッツォ 変イ長調
  • 小象ババールのお話
  • 主題とヴァリエーション
  • 3つのノヴェレッテ
  •  1.ハ長調
  •  2.変ロ短調
  •  3.ホ短調
  • 15のインプロヴィゼーション
  •  1.ロ短調
  •  2.変イ長調
  •  3.ロ短調
  •  4.変イ長調
  •  5.イ短調
  •  6.変ロ長調
  •  7.ハ長調
  •  8.イ短調
  •  9.ニ長調
  •  10.ヘ長調「音階賛美」
  •  11.ト短調
  •  12.変ホ長調「シューベルトを讃えて」
  •  13.イ短調
  •  14.変ニ長調
  •  15.ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」

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