トップページ > シュターミッツ(STAMITZ, Carl)
「古典派」とは、バロック様式の後をうけて西ヨーロッパを中心に各地に展開した新しい様式です。器楽音楽の抽象性・絶対性が重視され、バロック時代に器楽よりも優位にあった声楽は器楽にその地位を譲るようになります。18世紀前半から次第に音楽の中心は宮廷や貴族の邸宅から公開演奏会へ移って行きました。この時代「ソナタ形式」が確立し、ピアノをはじめ、ヴァイオリン、チェロの他、オーケストラのためのソナタ、すなわち交響曲や協奏曲などソナタが数多く作られました。この時代の代表的な作曲家としては、主にウィーンで活躍した「ウィーン古典派」のハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンがあげられるでしょう。
(参考書籍:大人の音楽史入門、よくわかる!西洋音楽史)