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鼻トレ!は鼻を最大限に活用する「鼻呼吸」で体のめぐりを改善する手法です。
鼻はとても大切
鼻はにおいをかぐだけ?
口でも呼吸はできる?
いいえ! 鼻は生きていくためになくてはならない重要な器官。慢性的な体の不調は、鼻を正しく使うことで改善します。
鼻の穴はふたつある!
鼻の穴は自律神経の働きによって、ふたつの穴がそれぞれ交代で機能しています。
ヨガの世界では、右の鼻の穴から入る呼吸は「陽」のエネルギーで、左の鼻の穴から入る呼吸は「陰」のエネルギーとされています。
左右の鼻の穴から入るエネルギーに陰と陽が存在するので、呼吸をコントロールして体調を整えたり、心を落ち着かせたりすることができるのです。
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1分で体がすっきり生き返る鼻トレ! GTB01097203 本体:1,300円 + 税 |
鼻トレ!に必要なのはたったこれだけです。つまり、鼻呼吸をするだけ!
最初のうちは苦しくても、時間と回数を少しずつ増やしていくと、自然な鼻呼吸ができるようになります。
嗅覚は生きるために必要な機能。脳と直接つながっていて、心臓や脳下垂体などの最重要気管と連係してます。だから鼻に空気を通さないと頭の働きが鈍くなるのです。
鼻の穴から入った空気は鼻腔と副鼻腔を通過し、浄化・加湿・加温して空気の量も調節したうえで気道に入る前に浄化されます。
目や口と違い、鼻は一時も休む暇がありません。浄化作用、温度調節、空気の量の調節などは自分の意思とは関係なく、自律神経の働きによってすべて行われています。
口はおもに食べるための器官。口呼吸だと体内に雑菌が入りやすく免疫力が低下します。乾燥によって口内環境が悪化して、歯周病や虫歯の発生で口臭も生じます。
人間には胸呼吸も下腹呼吸もどちらも必要で、1日の中で体の状態や時間帯によって無意識に使い分けています。大切なのは深い呼吸をすること。
鼻づまりで酸素が入ってこないと脳は危険を察知。睡眠を浅くすることで呼吸を再開させます。これが繰り返されると、睡眠の質が低下するのです。
軽い酸欠状態は脳の疲れや慢性疲労の原因にもなります。鼻の通りを良くしておかないと、においがわからないだけでなく、味覚力が低下したり、頭の回転が鈍くなったりと、日常生活に影響があります。
電車の中や仕事中にこっそり行える簡易版片鼻呼吸をご紹介します。自分の呼吸のリズムで行いましょう。
吐く/吸うを2回ずつ行うことで、「ちゃんと吐き切る/しっかり吸い込む」という習慣が身につき、陽と陰のエネルギーの流れが良くなります。
3~5回繰り返しましょう。
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1分で体がすっきり生き返る鼻トレ! GTB01097203 本体:1,300円 + 税 |
生来鼻の病気を患ったことのない人はいないはずです。たとえば膿性鼻漏(のうせいびろう)をともなう蓄膿症(ちくのうしょう)や春先などに悩まされる花粉症、そして鼻出血などです。
耳鼻科外来には、鼻閉(鼻づまり)や鼻水を訴える方、呼吸障害をきたす花粉症、ハウスダストが原因の通年性の鼻アレルギーで訪れる方がまだまだ増えています。また、同じような症状を呈する、自律神経が関与する血管運動性鼻炎や、非アレルギー型のものとして、心理的なストレスに起因する鼻閉を訴える方も見られます。
鼻の病気は、大気汚染などの環境の変化につれて時代とともに変化しています。一方で、それに対する治療法も進歩してきています。アレルギー症状の改善には薬物を用いる対症療法(主要な症状を軽減するための治療)、舌下減感作療法(ぜっかげんかんさりょうほう)、レーザー治療、手術治療などです。アレルギー以外でも、心理的なストレスに長くさらされると自律神経のバランスが乱され、免疫力の低下を招きます。これを回復するには、正しい生活リズムをきざむことが基本。そのうえで、呼吸の改善やヨガ、アロマ、入浴など、リラックスの工夫も一考です。
医療法人社団慈有会理事長・医学博士 菊池泰久
宮城県生まれ。15歳でヨガを始め、短期大学を卒業後、本格的にヨガを修行。自分の心身の変化に驚きと喜び、楽しさすら覚え、人間の「生命の営み」の奥深さと神秘に感動する。1991年、東京・西新宿に「深堀真由美ブリーズィングヨガ教室」を開校し、生命を輝かせる「丹田呼吸」をベースにした「ブリーズィングヨガ」を提唱。2005年に「深堀ヨガスクール」と教室名を変更し、多くの生徒を指導している。指導歴は35年以上。現在、書籍や雑誌、テレビやWEB、セミナーなど幅広い舞台でヨガインストラクターとして活躍中。