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1冊でわかるポケット教養シリーズ

日本の作曲家 黛敏郎


追い求めた「叫び」と「祈り」、そして「根源」を呼び起こす響き
日本文化のありようを芸術へと昇華させた黛敏郎の生涯とは
日本が誇る作曲家をわかりやすく紹介するシリーズが文庫化!

商品情報

商品コード
GTB01100596
発売日
仕様
A6判縦/208ページ
商品構成
書籍
JANコード
4947817293651
ISBNコード
9784636104110
著者
新・3人の会
監修
黛 りんたろう

商品の説明

《涅槃交響曲》をはじめ、大作映画『天地創造』、《スポーツ行進曲》、オペラ『金閣寺』など、クラシック音楽から現代音楽まで多くの名曲を生み出した作曲家、黛敏郎。
テレビ番組「題名のない音楽会」では司会も務めた日本を代表する音楽家の人生を追う。

◆第一章 幼少期から少年期
船長の息子/東京音楽学校入学/東京音楽学校の新たな風

◆第二章 デビューまでの道のり
上野の杜の仲間たち/東京音楽学校での出会い/ジャズの魅力/卒業試験の思い出/アジアの作曲家として column1 敏郎の交友録

◆第三章 駆け抜けた20代
敏郎の映画音楽/敏郎、パリへ留学/新しい音を求めて/日本初の電子音楽/〈3人の会〉結成/新しい音響/20世紀音楽研究所/《涅槃交響曲》
column2 敏郎とレコード

◆第四章 多岐多彩なる仕事
バランシンと『BUGAKU』/東京オリンピックと敏郎/大作映画『天地創造』/映画『君も出世ができる』/《スポーツ行進曲》の秘話/敏郎とNHK交響楽団/オペラ『金閣寺』/『金閣寺』上演とその後/大阪万博と敏郎/武満徹と敏郎
column3 多忙を極める昭和40年(1965)の敏郎

◆第五章 音楽家の立場
「題名のない音楽会」/伝統と前衛の間/三島由紀夫と敏郎/奏楽堂保存運動
column4 敏郎時代の「題名のない音楽会」

◆第六章 黛敏郎が目指したもの
『金閣寺』から『KOJIKI』への道/『The KABUKI』と『M』/教育者としての敏郎/人生最後の旅/失われゆく伝統

※ 本書は小社刊『日本の音楽家を知るシリーズ 黛敏郎』(2018年)(GTB01095141)を一部加筆修正し文庫化したものです。

■著者について
西 耕一(にし・こういち)
日本の作曲家を専門に企画・プロデュース・執筆を行う。これまでに放送局、大学、研究機関の依頼による企画協力や、プロオーケストラのプログラム解説執筆で評価される。近年の主な仕事として、日本の管弦楽曲100周年、伊福部昭百年紀シリーズ、芥川也寸志生誕90年、渡辺宙明卆寿記念、佐藤勝音楽祭、菊池俊輔音楽祭、渡辺岳夫音楽祭、黛敏郎メモリアルなどをプロデュース。代表的執筆はCD『松村禎三作品集』(NAXOS)解説など。

德永 洋明(とくなが・ひろあき)
1973年生まれ。小学1年生で「音楽の広場」に出会い、芥川也寸志を心の師と仰ぎ作曲家を志す。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。1996年、也寸志が保存に奔走した奏楽堂における第七回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第2位を受賞。2003年、イタリア・ボローニャでの「2agosto」国際作曲コンクール第3位受賞。2013年文化庁芸術祭大賞受賞作品ラジオドラマ「2233歳」の音楽を担当。作品はオーケストラ曲から吹奏楽曲、室内楽曲、歌曲、合唱曲、ミュージカルなど多岐に渡り再演も数多い。2015年には総譜が行方不明である『八つ墓村』の演奏会用組曲を復元、編曲した。作曲活動と並行してアンサンブルピアニスト、指揮者としても数多くの舞台や録音に参加、優れた音楽性は高い評価を得ている。

清道 洋一(きよみち・よういち)
長野県篠ノ井市(現・長野市篠ノ井)出身。土肥泰、三善晃、真鍋理一郎、今井重幸の各氏に指導を受ける。作編曲、舞台演出のほか、先人の作品の舞台初演や蘇演のための楽譜作成などに積極的にかかわる。2015年の芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサートでは、編曲・構成者のひとりとしてコンサートを成功へ導いた。日本作曲家協議会会員。「東京博物研究所」代表。第11回弘前桜の園作曲コンクール第1位(下山一二三審査)ほか、多くのコンクールで評価されている。

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