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キッチンからカーネギー・ホールへ~エセル・スタークとモントリオール女性交響楽団~


オーケストラが女性演奏家への門戸を閉ざしていた1940年代、カナダ。
自ら指揮棒を持ち、女性たちだけでオーケストラを立ち上げた人物がいた。
彼女の名はエセル・スターク。
スタークによって結成されたモントリオール女性交響楽団は、何を成し遂げたのか。

商品情報

商品コード
GTB01100385
発売日
仕様
四六判縦/304ページ
商品構成
書籍
JANコード
4947817292203
ISBNコード
9784636102710
著者
マリア・ノリエガ・ラクウォル
訳者
藤村 奈緒美

商品の説明

【推薦!】

「思いを貫く力、音楽の衝動…
いつの日か人類があらゆる壁のない世界に生きるための大きな一歩が、ここに。」――三ツ橋敬子さん(指揮者)

「おんぼろの楽器を手にしたとき、彼女たちはまだ気づいていなかった。
それが世界を変える運動であることに。」――かげはら史帆さん(文筆家)


偏見と差別が支配する社会で、性別・人種・階級の壁を打ち破った女性たちの記録

新聞各紙(毎日新聞・日経新聞ほか)で絶賛!

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 音楽界におけるこの女性運動がきっかけとなって世の中にも変化が訪れ、来るべき世代のための新たな社会が形づくられていった。従来は男性のものだった交響楽団の基盤を揺さぶり、あらゆる職業の女性たちに平等の機会への扉を開け放ったことで、エセル・スタークとマッジ・ボウエンは社会全般における女性の地位も向上させたのである。
 だが、駆け出しの音楽家たちの楽団を描いたこの物語、カナダの音楽に革命を起こしたモントリオールの弱き者たちの物語は、突き詰めれば、さまざまな国籍、民族、宗教、社会階層、年齢の人々をひとつに結びつけるものについての物語だと言える。境界を乗り越え、偏見を打ち破り、コミュニティを築く音楽の力の物語。また、懸命な努力と決意にユーモアと寛大さがたっぷりと加われば夢はかなえられる、ということを改めて思い出させてくれる物語でもあるのだ。(本文より)
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[目次]
プロローグ  平等を求める闘い

第1章 マエストラの生い立ち

第2章 女性の魅力が輝くとき

第3章 方向転換

第4章 抑えがたい力と動かしがたいものとの出会い

第5章 景気づけ

第6章 クレッシェンド

第7章 一番乗りの凱歌

第8章 発展に伴う痛み

第9章 デクレッシェンド

第10章 カーテンコール

第11章 受け継がれていくもの

著者あとがき
訳者あとがき
原註
参考文献
索引


■著者について
マリア・ノリエガ・ラクウォル(Maria Noriega Rachwal)
音楽教師、音楽学者。オンタリオ州トロント在住。音楽界における女性についてカナダ各地で数多くの講演を行っているほか、同じ主題で専門家組織のために論文を執筆している。モントリオール女性交響楽団についての調査は、CBCラジオのドキュメンタリー、『It Wasn’t Tea Time: Ethel Stark and the Montreal Women’s Symphony Orchestra(ティータイムではない――エセル・スタークとモントリオール女性交響楽団)』で取り上げられた。

■訳者略歴
藤村 奈緒美(ふじむら・なおみ)
1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる。中学・高校では吹奏楽部に所属し、大学入学後は趣味で声楽を習う。主な訳書に『フィリップ・グラス自伝 音楽のない言葉』、『成功する音楽家の新習慣』、『エフォートレス・マスタリー』、『クラシック名曲「酷評」事典』『西洋音楽史大図鑑』(以上ヤマハ)、『世界の美しい名建築の図鑑』、『世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話』、『世界を変えた本』(以上エクスナレッジ)などがある。

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