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ボーカロイド技術論


〜歌声合成の基礎とその仕組み〜

ボーカロイド生みの親による 歌声合成に関する唯一の解説書!

商品情報

商品コード
GTB01089996
発売日
仕様
A5判縦/212ページ
商品構成
書籍
JANコード
4947817243199
ISBNコード
9784636899962
著者
剣持 秀紀/藤本 健
楽器
ボーカロイド

商品の説明

歌う技術の基本が丸ごとつまった一冊。
ボーカロイドの開発動機から技術の概要、今後の動向まで、技術と業界を網羅。
ボーカロイドや音声認識技術を勉強する人、そしてソフト開発を行う人たちにとっての教科書となる一冊。

■歌声合成について書かれた唯一の本!
■ボーカロイドの生みの親が初めて、その全貌を解説!
■音声合成や音声認識技術との違いがわかる!


[目次]
■Chapter1     VOCALOID前夜
    1961年、コンピュータが世界で初めて歌った「Daisy Bell」
    1000年の歴史を持つしゃべる技術と歌声合成への転換
    XG音源のオプションとして搭載されたフォルマントシンギング音源、PLG100-SG
    [コラム]フォルマントシンギング音源の音声合成方式
    [コラム]有声音と無声音
    VOCALOID以前に登場したヤマハ以外の歌声合成技術
    合弁会社への出向がVOCALOID開発のきっかけに
    Daisyプロジェクトのスタート
    共同研究のパートナー、スペインのポンペウ・ファブラ大学

■Chapter2     VOCALOID1の開発
    音素片を組み合わせて歌わせるという方法論
    初めて歌った「朝」
    [コラム]なぜ、VOCALOIDには入力禁止区域があるのか?
    開発スタートから1年で、ついに歌った1フレーズ
    歌声ライブラリ、合成エンジン、エディタから構成されるシステムが確立
    最初にプレゼンに行った会社、クリプトン・フューチャー・メディア
    2003年2月26日のプレスリリース
    [コラム]VOCALOIDのネーミング
    研究所で製品開発をする珍しいケース
    賛否両論の展示会場と、反応が薄かった国内
    [コラム]なぜ歌声合成が必要なのか?

■Chapter3     VOCALOID1で培われたVOCALOIDの基本技術
    子音と母音を組み合わせる
    素片結合をどのようにして滑らかにするのか
    声質の特徴を表すスペクトル包絡
    歌声合成の流れと母音に含まれる微妙なピッチの揺らぎ
    表記に用いた発音記号、IPAとX-SAMPA
    [コラム]西洋人にとって発音が難しい日本語の「う」
    [コラム]1516年のなぞなぞ「母には二たびあいたれども父には一度もあわず」
    VOCALOID 1.0から1.1への改良でより滑らかな発音に
    [コラム]滑らかになったことへの不満も飛び出した
    音声合成と歌声合成は似て非なる技術
    歌声合成と音声合成の違い

■Chapter4     VOCALOID2の開発とテクノロジー
    5年後の目標は「商業音楽の半分をVOCALOIDにすること」
    エンジンの作り直しでハスキーな声を可能に
    イギリス人デザイナーによってUIは大きく変更
    苦労したリアルタイム発音機能
    2007年1月のNAMM Showで発表したVOCALOID2
    VOCALOID2だからこそできた初音ミクの歌声
    [コラム]世の中のあまりにも大きな反応は自分のこととは思えなかった
    [コラム]サポートの困難さから断念したVOCALOID2でのMac対応

■Chapter5     VOCALOID3の開発と機能
    VOCALOID2での課題は伴奏機能
    [コラム]ReWireを非サポートにした理由
    「VOCALOID Cubase」開発の経緯
    「Triphone機能」の搭載
    「ピッチ間モーフィング機能」の実装
    [コラム]サンプラーとVOCALOIDのアプローチの違い

■Chapter6     VOCALOID3に搭載された新技術
    オプション的扱いだった「Triphone」
    基本となっているのは「Diphone」
    滑らかな発音を実現するTriphone
    [コラム]学術的には真ん中の音素だけをTriphoneと呼ぶ!?
    Triphoneでもっともはっきり違いが現れる[a-h-o]
    Triphoneがサポートするのは、真ん中が子音となるケース
    [コラム]日本語の子音は大きく6つに分類できる
    子音の長さをコントロールするVELOCITY
    子音を伸ばすことを実現したホワイトノイズの活用
    [コラム]VOCALOID1でのVELOCITYは音の強さだった
    無声化のための隠しコマンド「_0」
    [コラム]VOCALOID2の隠しコマンド[h\\]

■Chapter7     歌声ライブラリの制作方法
    歌声ライブラリの制作工程
    レコーディングに向けての準備
    レコーディングのスケジュール立て
    レコーディング時の台本
    [コラム]レコーディングは無意味語で行う!?
    演者やライブラリの特徴で変わる音階数
    [コラム]VOCALOIDのレコーディングに使ったスタジオ
    切り出し処理で音素片を収集
    歌声のトリートメント処理
    ファイルを読みこんだあとは調整の繰り返し
    [コラム]言語で大きく異なる音素の組み合わせ数

■Chapter8     VOCALOID Editor for Cubaseとは
    10年前からの構想がようやく実現
    スタインバーグへの交渉からスタート
    UIと信号処理の2本立ての構造
    [コラム]VSTインストゥルメントとは
    [コラム]MIDIとMIDIコントロールチェンジとは
    ノートエクスプレッションを活用したデータのやりとり
    歌詞の入力にはVOCALOIDエディタが必要
    Elments、AI、LEにもVOCALOID専用接続口を設定
    VOCALOID Editor for Cubaseを構成するモジュール群
    Mac対応を前提として1からの作り直し
    マルチスレッドでの動作に対応
    [コラム]Job    Pluginもハイブリッドに対応

■Chapter9     iOSを用いたiVOCALOID
    高まってきたモバイル機器の存在感
    単純移植では重くて動作せず
    [コラム]移植しやすかったのはAndoridよりもiOS
    課題はGUIの開発とデータのスリム化
    バージョンアップで、iPhoneやRetinaに対応
    [コラム]VocaloWitterも共通のエンジンを使用
    iVOCALOIDに隠されていたVSTi機能
    iVOCALOIDはVOCALOID first、ボカロネットへと採用
    ソフトウェア開発キット

■Chapter10     VOCALOIDの今後と可能性
    時間軸方向の処理で歌わせるeVocaloid
    VOCALOIDとeVocaloidの違い
    VOCALOIDをクラウドとシームレスにつなぐボカロネット
    ボカロネットの目玉機能として打ち出したボカロデューサー
    VOCALOIDの今後の可能性


■著者について
剣持秀紀(けんもち・ひでき)
1967年生まれ。1993年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。在学中は京都大学交響楽団に所属し、数々の演奏会に出演。1993年ヤマハ株式会社入社。音響関係の研究開発に従事した後、1996年L&Hジャパン株式会社(ベルギーのL&H社とヤマハの合弁会社)に出向。テキスト音声合成技術の開発に従事。この時にベルギービールに目覚め、その研究成果もまとめられている(http://www.kenmochi.com/beer/)。1999年復職。以降VOCALOIDを含む音楽・音声信号処理技術の開発に従事。現在、ヤマハ株式会社事業開発部yamaha+推進室VOCALOIDプロジェクトリーダー。趣味はヴァイオリン・ヴィオラの演奏とアナログレコードの鑑賞。ターンテーブルはヤマハの銘器GT-2000、カートリッジはDL-103。プリアンプはヤマハC-2x。パワーアンプはもちろん真空管(C.E.C Tube53)。

藤本健(ふじもと・けん)
1965年生まれ、1989年横浜国立大学工学部電子情報工学科卒業。リクルートに15年勤務した後、2004年に有限会社フラクタル・デザインを設立。高校時代からシーケンスソフトの開発やMIDIインターフェイス、パソコン用音源の開発に携わったきた経験がある。リクルート在籍時代から社外でDTM、オーディオ、レコーディング関連の記事を中心に執筆しており、これまでも多数の関連書籍がある。現在はブログ型ニュースサイトDTMステーションを運営するほか、AV Watchの連載記事「藤本健のDigital Audio Laboratory」などを執筆している

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