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> 23 リバーサイド序曲
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リバーサイド序曲 Riverside Overture
ロバート・シェルドン Robert Sheldon
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- 出版社
- Alfred
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- Grade
- 4
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- 演奏時間
- 5:20
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- 曲想/ジャンル
- 映画音楽的雰囲気のコンサート・ピース
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- 注文番号
- GYW00137334
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- 対象
- 中学(上級)~一般
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- 用途
- コンクール、コンサート
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- 演奏可能人数
- 25
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作曲者と作品について
作曲者については《ホークアイ序曲》の解説を参照されたい。
イリノイ州の市民バンドのために書かれた曲だけあって、シェルドンにしてはグレードがやや高い作品。コンサートのオープニングにふさわしい明るく華やかな曲で、西部劇を思わせるような躍動感と推進力に溢れ、中間部にはロマンと情熱が感じられる。映画音楽のようなその親しみやすい雰囲気は、多くの聴き手の共感を得るに違いない。各楽器/セクションが独自に活躍する場面が多く、なかでも打楽器セクションのみのアンサンブルの場面、サクソフォーン・セクションが主導権を握る中間部の前半、そして再現部冒頭のピッコロとテューバのデュエットなどが聴かせどころとなるだろう。高校バンドには好適な内容だが、意欲的な中学校バンドにも取り組んでほしい。25名程度で明るいキャラクターの表現が得意なバンドであれば、コンクール自由曲としてもおすすめだ。
指導のポイント
マルカートとレガートの表現がしっかり対比されると音楽が立体的に聴こえるはず。16分音符の同音連打が多用されているので、リズムが不正確になったり、響きが不明瞭になったりしないよう、ていねいに練習したい。長い音符の「抜き方」「保ち方」についての考察も、この曲では特に重要だ。
調性の変化が頻繁で、ほぼ4小節ごとに転調が行われる。そのため臨時記号がかなり多くなっているので要注意。
◆ 中心となるパート
ほぼすべてのパートが等しく重要だが、トランペットとスネア・ドラムが上手だと聴き映えするに違いない。
◆ 主要な楽器の最高音


編成についてのアドバイス
編成はほぼ標準的で、ホルンは2パート。打楽器は6名で演奏可能。バンド全体で25~30名いれば無理なく演奏できるだろう。
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