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> 18 《カルメン》よりハバネラ
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《カルメン》よりハバネラ Habanera from “Carmen”
ジョルジュ・ビゼー/ジャスティン・ウィリアムズ編曲 Georges Bizet/ arr. Justin Williams
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- 出版社
- Belwin (Alfred)
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- Grade
- 3.5
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- 演奏時間
- 3:00
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- 曲想/ジャンル
- ラテン・ジャズ
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- 注文番号
- GYW00137227
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- 対象
- 高校~一般
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- 用途
- コンサート
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- 演奏可能人数
- 30
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作曲者と作品について
いわずと知れた、ビゼー(1838~1875)の名作オペラ《カルメン》(1875年初演)の第1幕で、ヒロインのカルメンが登場してすぐに伍長ホセを誘惑して歌う有名な小唄。このアレンジはその名曲をラテン・ジャズ風に、おしゃれにアレンジしたもので、ボレロやタンゴといったラテンのダンス・リズムとス
ウィングが効果的に交替、対比される。おなじみの旋律の合間に、オペラをご存じの方ならすぐそれと気づく「宿命のテーマ」や「闘牛士の歌」の旋律もそれとなく挿入されるなど、構成もなかなか凝っており、クラシックとポビュラー音楽両方のファンを満足させてくれる内容だ。コンサート・プログラムのしゃれたアクセントとして喜ばれよう。
楽譜にはグレード3と表示されているが、実際には3.5とみてよい。
指導のポイント
かなり綿密にアーティキュレーションの指示があるので、それらを見逃さないように。何も指示がない音符でも、音楽のスタイルに合わせてその長さや切り口の表情を吟味する必要があるだろう。スタイルが変わる場面は聴かせどころとなるので、リズム・セクションを中心にはっきりともののいい方を切り替えることが重要だ。
◆ 中心となるパート
リズムの要となるバス・グループとドラム・セットの役割は重要。バスは〈ハバネラ〉のよく知られた低音の動きをそのまま担当するので、その意味でも役割は大きい。オーボエ、バスーン、フルート、トランペットに短いソロがある。オーボエとバスーンのソロは、それぞれクラリネット、サクソフォーン等で代替してよいだろう。
◆ 主要な楽器の最高音


編成についてのアドバイス
ほぼ標準的な編成だが、ピッコロは用いられていない。ホルンは2パート。オプションでエレクトリック・ベースが加えられている。打楽器は7名で演奏するように書かれており、音色的な効果を考慮すると省略は難しいが、パートの人数が不足の場合はマラカスやクラベス等のラテン小物を除いて5名で演奏することになるだろう。バンド全体で30名程度から演奏可能。
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