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フラリッシュとプロセッショナル Flourish and Processional
ジョニー・ヴィンソン Johnnie Vinson
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- 出版社
- Hal Leonard
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- Grade
- 3.5
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- 演奏時間
- 3:30
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- 曲想/ジャンル
- コンサート・オープナー、プロセッショナル
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- 注文番号
- GYW00137526
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- 対象
- 中学校(上級)~一般
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- 用途
- コンサート、行事、式典の開幕
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- 演奏可能人数
- 25
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作曲者と作品について
ハル・レナードの看板作曲家のひとり、ジョニー・ヴィンソンは公立の中学・高校の吹奏楽教育プログラムと大学の音楽学部で永年教えた経験をもち、作曲家として出版された作品は400曲を超える。この《フラリッシュとプロセッショナル》は、2018年の8月にジョージア州のファイエット・カウンティ・ハイスクールのオーケストラと合唱団のために作曲された作品 When Nothing Else Willから特定の場面を抜粋し、吹奏楽のために書き直したもの。タイトルが示すように、「フラリッシュ(ファンファーレ)」と「プロセッショナル(ゆっくりめのテンポで演奏される格調高いマーチ)」のふたつの部分からなる。
フラリッシュは木管の弾けるような細かいパッセージに彩られたサクソフォーンと金管の鋭角的なファンファーレの動機が次第に上昇していくように構成され、続くプロセッショナルは印象的なふたつの美しい旋律が(フラリッシュのモティーフを交えながら)さまざまな楽器によって受け継がれ、クライマックスに達して、最後はフラリッシュが再現する。コンサートや式典のオープニングにおすすめしたい、華やかで格調高い1曲である。
指導のポイント
レガート、マルカート、スタッカートを使い分けることで、ひとつひとつの音やフレーズ/パッセージのキャラクターを明快に描き分けたい。長い音の伸ばし方(息のスピードと圧力のコントロール)と切り方も、曲の力強さと語り口の明瞭さを演出する上で重要になる。プロセッショナルでは、曲が変化していくプロセスをよく理解し、音楽の到達点を目指して構成できるとよいだろう。
◆ 中心となるパート
トランペット、サクソフォーン、ホルン、トロンボーンが中心となる場面が多い。
◆ 主要な楽器の最高音


編成についてのアドバイス
ホルンとトロンボーンが2パートずつであることを除けば、ほぼ標準的な編成。フルートに加えてピッコロはできればあったほうがよいが、木管はそれほど多くの人数を必要としない。その一方で、金管はある程度のパワーが必要なので、人数的には余裕があったほうがよいだろう。打楽器は7名要求されているが、クラッシュ・シンバル(サスペンデッド・シンバルで兼用)とチャイム&ヴィブラフォーンを省略し、5名でまかなうことも可能だ。バンド全体で25名程度から演奏できる。
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