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ダンシング・クラリネット Dancing Clarinets
アンドリュー・バレント Andrew Balent
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- 出版社
- Carl Fischer
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- Grade
- 2
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- 演奏時間
- 1:10
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- 曲想/ジャンル
- Cl. セクション・フィーチャー
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- 注文番号
- GYW00137801
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- 対象
- 中学校~高校(初級)
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- 用途
- コンサート、初級者育成
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- 演奏可能人数
- 15
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● グレードと教育的な目的について ●
クラリネット・セクションをフィーチャーした曲で、クラリネットはふたつのパートに分かれ、1は上級生用のパートでグレード2、2は下級生用でグレード1程度で書かれており、1と2は終始オクターヴのユニゾンで演奏する。楽器を手にして間もない初級者に主役として活躍する機会を与え、モチベーションを高めるのに格好の作品。クラリネットのシとシ♭は運指上の大きなハードルで、この2音間を行き来するパッセージは非常に難しいのだが、この曲ではクラリネット2はもちろん、1のパートもその難しさを避けて書かれており、教育的な配慮が行き届いている。
作曲者と作品について
作曲者バレントについては、《タッグ・チーム》の解説を参照されたい。
すでに述べたように、 初級者用のパートを含むクラリネット・セクションとバンドのための曲。 曲想は親しみやすくシンプルで、 練習曲としてだけでなく、コンサート・プログラムのよいアクセントにもなり、クラリネット以外のパートも伴奏に徹するだけでなく、 聴かせどころが用意されている。
指導のポイント
クラリネットは、まずは上級生が上、初級のメンバーが下のパートを担当するのがおすすめだが、時期をみて上下を交替してもよい。オクターヴ・キーを備えている他の木管楽器と違い、クラリネットはオクタ ーヴ上下すると運指も変わるので、ふたつのパートの両方に取り組むことはとてもよい練習になる。
クラリネット以外のパートも含め、レガートとマルカートの表現の違いをしっかり理解させたい。また4分音符の長さと形をどう表現するかで、曲の雰囲気がかなり変わる。この曲は「ダンシング」なので、4分音符は短めに揃え、軽快さを出したほうがよいだろう。
◆ 中心となるパート
クラリネット
◆ 主要な楽器の最高音


編成についてのアドバイス
クラリネットとトランペットが2パートで、他は各楽器1パート。打楽器はスネア・ドラム&バス・ドラム(ドラム・セットを使用すれば1名で演奏できる)と、ベルズ(グロッケンシュピール)、ティンパニ、トライアングル。ドラムとトライアングルのみでも音楽的には支障ない。バンド全体で15名程度から演奏可能である。
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