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ウインド・ダンス Wind Dances
リチャード・ソーセイド Richard Saucedo
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- 出版社
- Hal Leonard
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- Grade
- 1.5
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- 演奏時間
- 2:25
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- 曲想/ジャンル
- コンサートのオープニング
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- 品番
- GYW00133877
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- 対象
- 小学校~中学校
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- 用途
- コンサート。リズムの表現の教材。
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- 演奏に必要な最少人数
- 17
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作曲者と作品について
リチャード・ソーセイドは2013年にリタイアするまで30年以上にわたって高校のバンド・ディレクターを務め、そのかたわらマーチング・バンドとコンサート・バンドの作曲と編曲を数多く手がけた。現在はフリーの作曲家として活躍しており、2016年には日本吹奏楽指導者クリニックに招かれて、自身の作曲家/教育者としてのポリシーを語り、多くの受講者に感銘を与えた。そのソーセイドがシンコペーションを教える教育的題材として書いた作品。リズムの理解のみにとどまらず、発音、音の形の作り方、息の使い方を含むその表現を学ぶ上で好適な教材といえよう。特に吹奏楽のオリジナル作品にはこのパターンのリズムが多く登場するので、このようなやさしい曲でそのスタイルや奏法を学んでおくと、その後さまざまな作品に応用できるはずだ。グレード1.5とは思えないほど音楽そのものも格好よく、コンサートのオープニングに最適である。リズムに焦点を当てた作品ではあるはものの、メロディーも実に美しく印象的で、小学校バンドにも歓迎されるに違いない。
指導のポイント
このようなリズムのパターンを活かし、的確に表現するために、4分音符は息にスピードをつけて減衰形にし、8分音符は短く、切り口をはっきりさせて、次の音との間を空けるよう指導したい。
◆ 中心となるパート
リズムがポイントとなる曲だけに、打楽器が特に重要。また、高音楽器と同様にリズムを刻む低音パートも責任が大きい。
◆ 主要な楽器の最高音
トランペット
編成についてのアドバイス
クラリネット、アルト・サクソフォーン、トランペットが2パートずつで、他は各楽器1パートずつ。打楽器は6名要求されているが、クラッシュ・シンバルとサスペンデッド・シンバルを兼務して5名で演奏してもよい。演奏可能な編成はフルート1、クラリネット2、バス・クラリネットまたはバリトン・サクソフォーン1、アルト・サクソフォーン2、テナー・サクソフォーン1、トランペット2、ホルン1、トロンボーンまたはユーフォニアム1、テューバ1、打楽器5、計17名。オプショナルのピアノ・パートがあり、基本的に旋律とベースを演奏しているので、低音が手薄な場合は有効に活用したい。
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