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角野隼斗

1995年生まれ。2018年、ピティナピアノコンペティション特級グランプリ、及び文部科学大臣賞、スタインウェイ賞の受賞をきっかけに、本格的に音楽 活動を始める。
2019年、リヨン国際ピアノコンクール、第3位。 2017年、ショパン国際コンクール in ASIA 大学・一般部門アジア大会にて金賞受賞、その他受賞多数。これまでに国立ブラショフ・フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、千葉交響楽団等と共演。
2018年9月より半年間、フランス音響音楽研究所(IRCAM)にて音楽情報処理の研究に従事。フランス留学中にクレール・テゼール、ジャン=マルク・ルイサダの各氏に師事。パリのSalle Cortotを始めとするホールでリサイタルを行った他、ウィーン、ポーランドにてリサイタル出演。
2019年6月、ワーナーミュージック・ジャパンより1stデジタルアルバム『Passion』リリース。2019年10月発売、「島本須美 sings ジブリ リニューアルピアノバージョン」で全曲ピアノ演奏・編曲を担当。幅広いピアニズムが話題となっている。
東京大学大学院を卒業し、現在は国内外でコンサート活動を行う傍ら、"Cateen(かてぃん)"名義で自ら作編曲および演奏した動画をYouTubeにて配信し、総再生回数は5,000万回を突破(2020年10月現在)、チャンネル登録者数は50万人を超えてなお増え続けている。

サイト限定インタビュー

この楽譜を活用して、自分らしい演奏を楽しんでください

―― このたび発売される2冊の楽譜『7つのレベルのきらきら星変奏曲』と『12の調によるバースデー変奏曲』は、YouTubeで大人気のナンバーです。作られた経緯を教えてください。まずは「きらきら星」ですが、弾き進んでいくうちに難しくなっていって、まるでゲームをひとつひとつクリアしていくような面白さがありますね。
今年(2020年)の5月ぐらいから「何か変奏曲を作りたいな」と思っていたんですけど、まず頭に浮かんだのがこの曲です。誰でも知っているし、モーツァルトが変奏曲にしていることでも知られていますし。だけど、ただ編曲するというより、現代的な要素も入れたほうが面白いですよね。そこで、レベル別にして、進むたびに難しくなっていくようにしたんです。
―― 公開されたのは7月6日でした。
七夕に合わせたかったんですよね。夜空のイメージがあるじゃないですか、七夕って。
―― 楽譜の表紙も、夜空に浮かぶ星や月がストーリー性を感じさせて素敵です。
今回、この曲を楽譜にするにあたって、表紙にも曲の世界観を反映させたいと思いました。子どもたちが好きな物語、例えば「星の王子さま」のような世界観を表現したいとリクエストして、作っていただきました。
―― 「ハッピー・バースデー」は1年を音楽で駆け抜けていくような爽快感、そして幸福感にあふれていますね。
こちらの動画は7月14日に公開したんですけど、実は、この日は僕の誕生日なんです。「ハッピー・バースデー」も変奏曲にできそうだし、自分の誕生日に合わせて配信できたら、と考えていました。それをどう面白くしようかと考えたときに「そうだ、1年の月の数も、調の数もちょうど12だ!」と気づいたんです。すべての月のイメージに合わせた編曲をすれば、僕だけじゃなく皆さんの誕生日を祝う曲になりますよね。時間はあまりなかったのですが、なんとか7月14日に間に合ってよかったです。
―― 楽譜を手に取られた方には、どのように弾いてもらいたいですか?
自由に弾いてほしいですね。僕の演奏はYouTubeにアップされているので、それを観れば細かいニュアンスとかもなんとなくわかるんじゃないかな。僕は楽譜に細かい指定をするようなタイプではありませんし、好きなように解釈をして自分らしい演奏を楽しむのがいいと思います。そのサポートとして、この楽譜を活用してください。
―― さて、楽譜と同時にお母さま(角野美智子さん)の著書も発売されます。率直な感想を聴かせてください。
読んでいて、「そういえば、移調のやり方を教えてもらったり、聴音をしてもらったりしたなぁ」と、小さい頃に母がしてくれたことを久々に思い出しました。僕がなぜ、どんな音楽でも区別なく楽しめて、作曲やアレンジもできるようになったのか、現在の僕が出来上がった理由に改めて気づかされた気がします。
―― 練習のときに使っていたノートの写真も出てきたりして、ファンにとっては貴重ですね。
技術的な練習って、僕にとっては面白くなかったので、できたことをグラフにしてノートに書き込んでいくとか、自分の好きなことと無理やりつなげてやってたんですよね。今から思えば、母もよく付き合ってくれたと思います(笑)。僕は、音楽は何よりもまず楽しむことが大切だと思っているんですけど、それも母の影響だったんだ、と本書を読んでいてつくづく感じました。
―― 改めて、本書はどんな人に読んでもらいたいですか?
僕のファンの皆さんや、現在子育てをされている方とか、お子さんがピアノを習っているという方にも手に取っていただけたら、と思います。子どもの好きなことや得意なことを見つけて、それを伸ばしてあげることが、結果的に音楽や勉強にも活きてくることがわかるはずです。

インタビュー&Text 山崎隆一

月刊ピアノ12月号でも角野隼斗氏のインタビュー記事を見開きカラー2ページで掲載!

角野隼斗初の出版楽譜 2タイトル発刊

Cateen(かてぃん)YouTubeチャンネルにアップしている動画の中から、特に人気の高い変奏曲として仕上げた作品、
「7 levels of "Twinkle Twinkle Little Star"」(7つのレベルのきらきら星変奏曲)
「Happy Birthday To Everyone」 (12の調によるバースデー変奏曲)
の2作品を初の出版楽譜化。
どちらも角野隼斗本人による解説付きで、それぞれの変奏曲イメージを知ることができる。

「7 levels of "Twinkle Twinkle Little Star"」(7つのレベルのきらきら星変奏曲)
誰もが知る「きらきら星」を7つの変奏曲に編曲。
Level0のテーマの提示から始まり、Levelが上がるごとに難易度もアップ。
それぞれに曲調が異なるが、まるで一つの物語を観ているようなエンターテインメント性の高い作品。

「Happy Birthday To Everyone」 (12の調によるバースデー変奏曲)
誰もが知る「Happy Birthday to You」を1月~12月のそれぞれの月の変奏曲として12の調を使い、異なる曲調に仕上げた一作。
ご自身の誕生月の変奏はいかがでしたか?お気に入りの月はありましたでしょうか?

角野隼斗 7 levels of Twinkle Twinkle Little Star 7つのレベルのきらきら星変奏曲
ピアノミニアルバム
角野隼斗
7 levels of Twinkle Twinkle Little Star
7つのレベルのきらきら星変奏曲
GTP01097793/菊倍判縦/16ページ/上級

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角野隼斗 Happy Birthday To Everyone 12の調によるバースデー変奏曲
ピアノミニアルバム
角野隼斗
Happy Birthday To Everyone
12の調によるバースデー変奏曲
GTP01097794/菊倍判縦/16ページ/上級

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今回商品化された楽譜の元となる演奏動画はこちら。

隼斗氏のお母様、角野美智子氏の初の単独著書のご紹介

「僕が音楽と数学の世界に導かれた背景に、母の多くの創意工夫があったことを再認識しました。」
―― 角野隼斗さん(ピアニスト)

ピアニストとして活躍中の角野隼斗・角野未来の母で、主宰するピアノ教室からコンクール上位入賞者を延べ100名以上輩出するピアノ指導者でもある角野美智子氏。たくさんの優秀な音楽家・ピアニストを育て上げた、その秘訣が明かされる!
新米講師時代の苦い経験を糧として、長年かけて編み出されたピアノ指導を通しての教育メソッド、子育て法が詰まっています。
ピアノの先生はもちろん、小さなお子様とかかわりのある方、必読。感性を磨き、個性を尊重する教育論は、多くの方のバイブルにもなり得る1冊。
角野家のプライベート写真や、隼斗・未来両氏が実際に使っていたピアノ練習ノート・書き込み楽譜などをカラー写真で紹介しています。

本書掲載写真より。
2018年のピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会表彰式にて。

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