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アインシュタインとヴァイオリン


~音楽のなかの科学~

科学と音楽の関わりを読み解き 宇宙の真理に迫る!

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商品情報

商品コード
GTB01089993
発売日
仕様
四六判縦/352ページ
商品構成
書籍
JANコード
4947817243168
ISBNコード
9784636899931
著者
西原 稔/安生 健
楽器
ヴァイオリン

商品の説明

科学はなぜ音楽に魅せられたのか?
古来より科学者にとって、音階や音律の研究は宇宙の真理を探求することだった。
聖書と数の関わり、黄金比、天体の音楽、そしてピュタゴラスからバッハまで――。
科学と音楽を横断的に読み解き、音階・音律論から物理学、哲学、そして宇宙の真理に迫る!

物理学者・小方厚 氏推薦!
「ピュタゴラス、ヘルムホルツ、アインシュタイン。科学と音楽の数千年のうねりを実感できる。」

[内容]
■第1部 音と数の秘密
  第1章 音楽と聖数
  第2章 順列・組み合わせと音楽
  第3章 黄金分割と音楽
■第2部 天体と音楽
  第1章 天体のハルモニア
  第2章 天体の音楽
  第3章 天王星の発見者
■第3部 平均律と純正律
  第1章 ピュタゴラス音律と純正律とは ――神の2つの摂理
  第2章 バッハと平均律
  第3章 標準ピッチと絶対音感
  第4章 科学か音楽か


[目次]
■アインシュタインとヴァイオリン
アインシュタインと音楽/アインシュタインの生涯/相対性理論と音楽的思想/アインシュタインにちなんだコンサート/アインシュタインを題材とする音楽


◆◆第1部 音と数の秘密

■第1章 音楽と聖数

西洋文化と数/聖書のなかの聖なる数の思想/キリスト教における聖数の意味/バッハの作品に隠された数の象徴/《マタイ受難曲》で表現された聖なる数の思想/シェーンベルクの十二音技法は聖数の技法か?

■第2章 順列・組み合わせと音楽

数学の原理を取り入れた作曲理論/博物学者アタナシウス・キルヒャー/キルヒャーの順列・組み合わせの作曲理論/西洋音楽と組み合わせの思想

■第3章 黄金分割と音楽

黄金分割とは/バルトークは黄金分割の原理を創作に取り入れたのか?/ドビュッシーと黄金分割/ベートーヴェンのソナタ形式は黄金比か?/「黄金比」に勝る「白銀比」とは何か?
【音楽を愛した科学者列伝(1) ピュタゴラス】


◆◆第2部 天体と音楽

■第1章 天体のハルモニア

ハルモニアの語源/音階の微細な音程に対する探求/宇宙の調和の課題、スキスマ=調和の「裂け目」/ハルモニアの理論のアラビアへの伝播/スキスマ「隙間」の解決を目指して/古代ギリシャの音階論――宇宙の調和の理論の基礎

■第2章 天体の音楽

ピュタゴラスの天体/プラトンの天体のハルモニア/プトレマイオスの天体のハルモニア/中世・ルネサンスにおける天体と音楽の思想/ケプラーの「宇宙の音楽」/キルヒャーによる「音楽(ムシカ)」の分類/近代における天体の音楽/20世紀の天体の音楽

■第3章 天王星の発見者

天文学者になった音楽家 フレデリック・ウィリアム・ハーシェル/作曲家ハーシェルの活躍した時代/作曲家ハーシェルの創作/天王星の「発見」
【音楽を愛した科学者列伝(2) ケプラー】


◆◆第3部 平均律と純正律

■第1章 ピュタゴラス音律と純正律とは――神の2つの摂理

ピュタゴラス音律で生まれる嬰{えい}ロ音とハ音の差/もうひとつの神の摂理/ピュタゴラス音律と純正律の差を解決するために/微細な音程を演奏する

■第2章 バッハと平均律

平均律とはいったい何か?/最初の平均律の理論家だったガリレオ・ガリレイの父/バッハの用いた音律/調律理論をめぐる論争/音階と調性格論/18世紀前半における調性格論/18世紀末における調性格論/調と楽器の関係/純粋とは何か? ノイズとは何か?
【音楽を愛した科学者列伝(3) ヘルムホルツ】

■第3章 標準ピッチと絶対音感

多種多様な一点イ音の高さ/音楽のジャンルによって異なる一点イ音/標準音の統一は近代社会の国際グローバリゼーションの産物/速度の標準化 時計の秒速に支配される音楽/平均律と絶対音感 「音の帝国主義」/自然科学的視点から見た絶対音感の弊害
【音楽を愛した科学者列伝(4) 田中正平】

■第4章 科学か音楽か

音楽か科学か、人生の岐路に立った人びと/ボロディンとキュイ ロシア五人組の2人の科学者/リャプノフ兄弟/ムシカ・ムンダーナの理想――世界の調和と世界の平和


■著者について
西原 稔(にしはら・みのる)
山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期修了。 桐朋学園大学音楽学部教授。 18,19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻。 『音楽家の社会史』、『聖なるイメージの音楽』『音楽史ほんとうの話』『ブラームス』『シューマン全ピアノ作品の研究 上・下』(以上、音楽之友社)、 『ピアノの誕生』『クラシック 名曲を生んだ恋物語』(以上、講談社)、『楽聖ベートーヴェンの誕生』(平凡社)、 『クラシックでわかる世界史』『ピアノ大陸ヨーロッパ』(以上、アルテスパブリッシング)、『世界史でたどる名作オペラ』(東京堂)などの著書のほかに、 共著・共編で『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、翻訳で『魔笛とウィーン』(平凡社)、監訳・共訳で『ルル』、『金色のソナタ』(以上、音楽之友社) 『オペラ事典』『ベートーヴェン事典』(以上、平凡社)などがある。なお、『音楽家の社会史』および『音楽史ほんとうの話』は韓国語版が出版されている。

安生 健(やすお・けん)
東京藝術大学音楽学部楽理科で、西洋音楽史学・楽曲構造解析理論を専攻。 スイス連邦バーゼル州立音楽専門学校で、LauteおよびClavichordの演奏を習得。 東京大学教養学部基礎科学科第Iで、生物物理学・生殖生物学・宇宙生物学専攻。 西洋諸語に通じ、種々の西洋言語からの私家版翻訳がある。なかでも特筆すべきこととして、本書にもかいたように、 いままで邦訳がなかった音響学の世界的重要文献であるvon Helmholtzの音知覚論を日本語に完訳したことがあげられる。 また生物学者として、恐竜に関した児童用の本も出版している。 2013年11月現在、巣鴨学園理科非常勤講師。

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