ライヴ・アット・モントルー 1991

-TOTO-

プレリリース Prerelease

1991年、クインシー・ジョーンズと、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルの創始者である伝説的な人物、 クロード・ノブスのたっての希望を受け、TOTOはスイスで開催される世界に名だたる音楽祭に出演した。 『TOTO: LIVE AT MONTREUX 1991』はその際の彼らのパフォーマンスを記録した作品である。 グループのギタリスト、スティーヴ・ルカサーが語る。 「TOTOのメンバーにとって、誰もが憧れるモントルー・ジャズ・フェスティヴァルは、特別なイベントの一つだ。 そのステージに出演できることは、バンドにとっても、また個々のメンバーにとってもこの上ない栄誉だ。 あの湖畔の地には大勢の人たちの感動と長い歴史が刻み込まれているんだ。」
そして、ついにその貴重なライヴ・パフォーマンスが映像作品として2016年9月14日に日本先行発売されることとなった。 これは、バンドのオリジナル・メンバーであるスティーヴ・ルカサー、デヴィッド・ペイチが、 ジェフとマイクのポーカロ兄弟と共に行った最後のコンサート・ツアーの記録であり、この一点においてもTOTOの華麗な歴史にあってなお特別な意味を持っている。
1991年、ニュー・アルバム『KINGDOM OF DESIRE(キングダム・オブ・デザイア〜欲望の王国)』の完成を間近に控えていたTOTOはヘッドライナーとして各地でステージを務め、 ヨーロッパで開催された複数のサマー・フェスティヴァルに参加した。 当時、バンドはメンバー・チェンジを行ったばかりで、モントルーのステージは新生TOTOによってレコーディングされた新曲の真価を問う、またとない機会になった。 スティーヴ・ルカサーとデヴィッド・ペイチが今は亡きジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロと共に披露したこのときのステージの模様はファンを興奮させずにはおかないだろう。
「そう、1991年のTOTOを是非体験してもらいたい。あの1991年のTOTO、クインシー・ジョーンズとクロード・ノブスの庇護の下、 あの聖なる地で奏でられたまじりっけなしのライヴ・サウンドをね。」キーボーディストのデヴィッド・ペイチが語る。 「最初にこのモントルーのライヴを聴き返したとき、とにかくこう思った。 『この荒削りでエネルギッシュな演奏は、ハイ・スクール時代の僕たちそのままじゃないか』ってね。 ここにはロサンゼルスからやって来た4人の男と音楽仲間のありのままの姿――音楽を始めたあのころのままの姿がある。」
残念なことに、TOTOにとって、これが1992年に亡くなったジェフ・ポーカロを含むラインナップによる最後のツアーになってしまった。 今回のリリースに当たって、ニコ・ボラスと共に『LIVE AT MONTREUX 1991』のミックスダウンを行ったスティーヴ・ルカサーはこのコンサートに対する率直な思いと、 バンドの歴史にあって、このショーがどれほど痛切なものであるか、以下のような言葉で語っている。 「何より強調したいのは、ここに記録された映像を観て、音楽を聴けば、僕たち全員がこの上なく強い信頼関係で結ばれていたことがよくわかるってことだ。 2016年になって、ニコと一緒にこの映像を観て僕が感じたのは、とてもほろ苦い思い思いだった。 “ほろ苦い”なんていうのは使い古された陳腐な表現だけど、やはりそれしか思いつかない。 ジェフと一緒にステージに上がったあの夜、そしてあのツアーを振り返ると楽しかった記憶と悲しい思いが同時にこみ上げてくる。 ここには、もう二度と、決して観ることのできないバンドがいる。」
ポップ・ミュージックの歴史を振り返ったとき、レコーディング・アーティストとして、TOTOとそのメンバーほど大きな足跡を残してきた者は数えるほどしかいない。 38年間に亘って活動を共にする一方、無数の作品に名を連ね、称賛を得てきた彼らは、 ライヴ・バンドとして、またレコーディング・グループとして、今なお成功を収め続けている。
グループのメンバーは、これまでに、実に5000枚ものアルバムに参加している。 それらを合算した総売り上げ枚数は5億枚に及び、NARASA(全米レコーディング芸術科学アカデミー)によるグラミー賞へのノミネート対象は裕に200を超える。 彼らはポップ・カルチャーそのものであり、実際、その音楽は今もテレビなどで頻繁に耳にする。 70年代に登場したバンドの多くがトレンドの変化と共に消え去っていく中、TOTOは高い人気を維持し、今日も幅広い世代に支持され続けている。
昨年の夏、彼らは、スタジオ録音のアルバムとしてはおよそ10年振りとなる新作『TOTO XIV〜聖剣の絆』を発表。 同作は9ヶ国のチャートでトップ10入りを果たし、アメリカとイギリスでは1988年の『THE SEVENTH ONE〜第7の剣』以来の好セールスを記録した。 また、この8月から9月にかけて、バンドはヘッドライナーとして北米ツアーを行う予定になっている。 このツアーの詳細についてはhttp://totoofficial.com/で発表される。